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Digital Marketing Blog

HubSpotの機能理解の基本。管理画面のメニューを解説

Posted by デジマール執筆部 on 2018/11/12
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Topics: HubSpot

数年前とは大きく変化。今リスティング広告でCPAを最適化するための運用方法と、必要なこと

Posted by デジマール執筆部 on 2018/10/23
ネット広告で一番メジャーなものといえば、リスティング広告です。
最近はSNS広告、特にFacebookの利用が増え、「Google広告+Facebook広告」の組合せで運営している広告主も増えているようです。

しかし日本ではYahoo!Japanが30%近く検索エンジンのシェアを持っていることから、Yahoo!プロモーション広告も外せません。
Google広告+Yahoo!プロモーション広告のセットは今も主流というわけですが、その運用方法は大きく変わりました。
この記事ではCPAの最適化を中心に、リスティング広告運用のポイントを解説していきます。
なお内容はGoogle広告をメインに、そのポイントを押さえた後で補足的にYahoo!プロモーション広告の解説も加えるという形にします。

1 トレンド
2 進化
  2.1 機械学習
  2.2 成功例
3 準備
  3.1 アカウント構成
  3.2 広告
4 PDCAとやるべきこと
5 Yahoo!プロモーション広告の場合
6 まとめ

1 トレンド

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Topics: リスティング広告(検索), デジタルマーケティング, Google

【予算承認と計画に役立つ】リスティング広告の目標をシミュレーションする、3つの方法

Posted by デジマール執筆部 on 2018/10/22
リスティング広告(Google広告、Yahoo!プロモーション広告)は手軽に開始できるので、まずやってみるというのは大切です。
ただしビジネスですから、予算の承認は必要でしょう。またやり始めて成果があまりにも出なければすぐに打ち切り、という残念なことにもなりかねません。

そこでこの記事では、リスティング広告を始めるにあたってのシミュレーション方法について、もっとも重要なCPA(1コンバージョンの獲得単価)の観点を中心に解説していきます。

1 オーソドックスなシミュレーション
2 実際のCPA算出
3 ケーススタディ
  3.1 EC
  3.2 BtoB
  3.3 店舗、その他
4 ディスプレイ広告を使う
5 CPA以外のシミュレーションも必要
6 まとめ

1 オーソドックスなシミュレーション

まずは、もっとも基本的なCPAのシミュレーション方法を紹介します。
売上から必要経費と確保したい利益を引いた残り金額を、広告費にあてるやり方です。
これはインターネットの運用型広告だけでなく、紙や電波といった既存メディアでも多く使われてきました。

例)
売上金額:10,000円
経費(原価、人件費など):6,000円
利益:2,000円

この条件の場合、下記の計算式が成り立ちます。
10,000円(商品金額)-6,000円(経費)-2,000円(利益)=2,000円(広告費)

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Topics: Google, リスティング広告(検索), デジタルマーケティング

自然流入を重視するHubspotならではの機能。SEO関連、外部リンク編

Posted by デジマール執筆部 on 2018/10/01

インバウンドマーケティングは基本的に、「ユーザー自身に見つけもらう」手法です。
流入経路の中心になるのはSEO、つまり自然検索です。
この記事では近年、内部対策に比べてやや軽んじられる風潮にある外部対策、つまり被リンクの基本と現状について解説をおこないます。加えてインバウンドマーケティングを推進するHubspotならではの外部リンク調査機能についても、簡単に紹介したいと思います。

もくじ
1 SEOに重要な被リンクの誤解と現状
2 Hubspot内の機能
3 まとめ

1 SEOに重要な被リンクの誤解と現状

数年前からSEOは、「重要なのは内部対策」というのが通説になっています。

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Topics: HubSpot

活用するとCTRが大幅にアップする。Google広告のテキストを使った三つの広告表示オプション

Posted by デジマール執筆部 on 2018/09/15

Google広告(旧GoogleAdWords)は、「見出し」と「説明文」以外にもユーザーにテキストで訴求できる機能があります。

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Topics: デジタルマーケティング, リスティング広告(検索), Google

[HubSpot]自社のメールアカウントをIMAPで接続してEメールを送信する方法

Posted by デジマール執筆部 on 2018/09/06

HubSpotのコンタクトメニューからメールを送受信する場合には自社のメールアカウントをHubSpotに接続(Eメールの統合)する必要があります。

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Topics: HubSpot

【2018年版】Twitter広告の種類を紹介

Posted by デジマール執筆部 on 2018/09/05

広告のプランは頻繫に調整が加えられたり、新しい種類が追加されます。

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Topics: デジタルマーケティング, SNS広告, Twitter

[HubSpot]フォームを外部サイトに埋め込む方法

Posted by デジマール執筆部 on 2018/08/19

HubSpotのフォームは、HubSpot以外で作られているサイトにも埋め込むことができます。
この機能を使用すると、フォームから送信されたユーザー情報をHubSpotのコンタクト情報として管理することができます。

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Topics: HubSpot

Googleショッピング広告の基本から最適化まで

Posted by デジマール執筆部 on 2018/05/19
Googleが提供する広告の中で、近年利用が伸びているのが「Googleショッピング広告」です。
Googleの発表したデータによると2017年始めには前年比1.5倍、2,000社以上が導入しているということですので、この記事を書いている2018年春はさらに増えているはずです。

この記事ではGoogleショッピング広告の基本から運用方法、最適化までを解説していきます。
なお本文中には、リスティング広告の運用経験や基礎知識があることを前提で書いている箇所がありますので、ご了承ください。

1  Googleショッピング広告の基本
1.1 掲載と効果
1.2 リスティング広告との比較
2  運用について
2.1 必要な設定と仕組み
2.2 設定と運用方法
3  最適化のために
4  まとめ

1  Googleショッピング広告の基本

まずはGoogleショッピング広告がどういったものかについて、押さえておきましょう。

1.1 掲載と効果

Googleで、「ブルーレイレコーダー 通販」というキーワードで検索してみます。


「ブルーレイレコーダー 通販」パソコンの検索結果



「ブルーレイレコーダー 通販」スマホの検索結果

検索結果の最上部に、商品画像入りで商品名や価格、販売サイトなどが表示されているのがわかります。
これがGoogleショッピング広告です。
この事例のスマホページでは、通常のリスティング広告よりも上部に表示されていることも注目です。

今度は、「ブルーレイレコーダー」という単ワードで検索をしてみましょう。



「ブルーレイレコーダー」パソコンの検索結果


「ブルーレイレコーダー」スマホの検索結果

パソコンでは最上部ではなく、サイドに商品画像入りで掲載されました。
一方スマホには、広告掲載はされませんでした。

この他にも、「パソコンはサイド、スマホは最上部に掲載」など、表示にはいくつかのパターンがあります。

検索結果ページの目立つ位置に商品画像付きで掲載されるというのが、Googleショッピング広告の大きな特徴であり、これにより大きな効果が期待できます。

1.2 リスティング広告との比較

次にWeb担当者にとって馴染みが深いリスティング広告(検索連動型広告)と比較して、その違いを理解していきましょう。
検索結果ページに表示されるのは同じですが、複数の違いがあります。

〇商品画像入りで掲載される。
先ほど実際の検索画面を使い紹介したように、商品画像が入って掲載されるのが大きな特徴です。
テキストだけのリスティング広告に比べ、視覚による訴求が強くなります。

〇ECサイトに特化。
リスティング広告は幅広い業種に対応しますが、Googleショッピング広告はECサイト用の広告です。
広告文ではなく商品名や価格、送料の有無といった購入検討に必要な情報が掲載されます。
※ただし「ローカル在庫広告」というものを使うことで、実店舗誘導も可能です。

〇掲載先がやや異なる。
リスティング広告は検索結果ページ以外にも、複数の関連ページに掲載されます。
一方のGoogleショッピング広告は「Googleの検索結果ページ」「Googleショッピング」「Google 検索パートナー」の三つです。

ここまでは表示上の違いでした。次は担当者にとって気になる仕様上の違いについて、項目別に見ていきましょう。

【キーワード】
リスティング広告:必要
Googleショッピング広告:不要
ここがかなり大きな違いです。
検索結果ページに表示されるものの、Googleショッピング広告はキーワードの設定は不要です。
登録されたデータに関連し、ユーザーが購買意欲の高い検索をおこなった際に表示されます。
そのため検索連動型に、ターゲティングに近い要素が加わっているイメージです。

【請求と入札】
リスティング広告:クリック単価による請求、入札は手動と自動。
Googleショッピング広告:クリック単価による請求、入札は手動と自動。
どちらもクリック単価なので、クリックされた分の請求になります。
(ただし設定により、コンバージョンによる請求も一部可能になりました)
入札方法も同じで自動入札の精度が上がっているため、Googleショッピング広告でも自動での設定を推奨しています。
ただし自動入札はデータの蓄積が十分にないと正しく機能しないので、その点には注意が必要です。

【設定画面】
リスティング広告:AdWords管理画面
Googleショッピング広告:Merchant CenterとAdWords管理画面
もっとも大きな違いといえます。
リスティング広告はAdWords管理画面だけで完結できますが、Googleショッピング広告は「Merchant Center」での設定も必要です。
これについては、次章で解説します。

2  運用について

それでは実際のGoogleショッピング広告の仕組みを理解して、設定ができるようになりましょう。

2.1 必要な設定と仕組み

Googleショッピング広告は、「データフィード」という仕組みがもとになっています。
データフィードとは、「自分たちの商品のデータを、掲載したい相手先ページのフォーマットに変換し、送信できる仕組み」です。

具体的に解説していきましょう。
ECサイトAが、他社のWebサイトBに自社の商品データを使って広告を掲載したいと考えています。
しかしECサイトAとWebサイトBはまったく異なる作りですから、データを使って広告掲載をするためには開発が必要です。
開発なしで自動的にデータを変換し掲載してくれる仕組みが、データフィードという技術です。そしてこれを使った広告が、「データフィード広告」と呼ばれます。
データフィードの技術は価格比較サイトなどにも使われ、広告ではCriteoなども有名です。

このデータフィードデータという仕組みが、Googleショッピング広告の肝となるのを理解しておきましょう。
このデータを登録するために用意されているGoogleのツールが、前章で紹介したMerchant Centerです。
Googleショッピング広告は、次のような仕組みで配信されていきます。

・Merchant Center:データを登録する。
・AdWords管理画面:Merchant Centerで登録されたデータを、広告として配信する。

2.2 設定と運用方法

準備として、Merchant CenterとAdWords管理画面にそれぞれアカウントを持ち、アクセスができるようにします。

Merchant Centerにショップの基本情報などを登録し、いよいよ本番のデータフィードの作成に入ります。
データフィードで注意すべきなのは、「広告として掲載される情報+掲載されない情報」の二つが必要で、どちらも非常に重要になるという点です。

広告として掲載されるのは、「商品名」「商品画像」「価格」などです。
掲載されない情報には、「商品ID」「商品カテゴリ」「在庫状況」「商品の国際取引商品コード(GTIN)」といったものがあります。

Merchant Center側の設定とデータフィードの登録が済めば、AdWords管理画面でショッピングキャンペーンの作成に進みます。



こちらの方はリスティング広告の運用を経験していれば、画面の指示に従いながらスムーズにできるでしょう。
手間がかかるのは、やはりMerchant Centerの設定です。
実際にこちらで不承認になるケースが多くあります。よく見受けられるのは「必須項目の漏れ」「規定以外のものを入力している」といったことです。

しかしWeb担当者であれば、これまでもデータをアップロードする際にエラーが発生したという経験を何度もしていることでしょう。
Merchant Centerも慣れないうちは仕方がないことですので、根気よく取組んでいけば大丈夫です。

なおデータフィードに関してはもう一つ、重要なポイントがあります。
それは「データとページの情報を一致させる」ことです。
先ほど掲載されない情報も大切とお伝えしましたが、たとえば広告では「在庫あり」になっているのが、実際にページに来てみると在庫切れになっていたというのは、非常に大きな問題になります。
Googleはショッピング広告の注意点として、「ページは定期的にチェックしているので、データと一致させること」というのを出しています。
リスティング広告でもLPと広告文の一致は広告品質に影響するとされていますが、ショッピング広告の場合はより注意しておいた方がいいでしょう。

なおデータは手動更新以外に、定期的に自動反映させる方法があります。
ASPのカートを利用している場合は、あらかじめ自動更新を反映する連携機能が用意されていることがあります。
オープンソースのEC-CUBEなどにも専用のプラグインが用意されていますので、開発者またはベンダーと相談して利用を検討してみるといいでしょう。
データはアイテム数や更新頻度により、更新方法を選択するのがおすすめです。
たとえば単品通販や限られたアイテム数で在庫切れも起こりにくい場合には、無理に自動更新にする必要はないでしょう。

3  最適化のために

Googleショッピング広告で効果を出すためには、リスティング広告と同じくPDCAを回していくことが大切です。キャンペーンの構造も重要です。
加えてGoogleショッピング広告ならではのポイントもありますので、紹介しておきましょう。

①データフィードのケアレスミス、放置をしない。
②掲載に関係するデータで特に重要なのは、「商品名」と「カテゴリ」。
③ガイドラインを守り、高品質な画像を使用する。
④アイテム数は多い方がベター。

①は前章で触れた、在庫状況などをきちんと反映させるということです。
②については、どちらかといえば商品名の方が重要とされます。
単純な名称だけではなく、ユーザーに訴求する要素を含めたいものです。
視覚に大きく働きかける要素として、③の画像選択は非常に重要です。
スマホでのGoogleの検索結果ページでは、キーワードによってはサムネイルを表示します。写真がユーザーに強く訴求するのは、この自然検索の仕様からも明らかです。
④はリスティング広告と同じく、ある程度インプレッションのボリュームがあると有利なようです。

なお入札についてですが、運用を開始してデータがたまってきたら、「AdWords スマート自動入札」で機会学習に任せるのがオススメです。
Googleの自動化の精度は上がっていますのでそこはシステムに任せて、ECサイトの運営や商品企画、CRMや他のプロモーションに時間を取るようにするのがいいでしょう。

4  まとめ

本文では紹介しきれませんでしたが、Googleショッピング広告は中小のECサイトが新規客を獲得するのに大変有効とされます。

リスティング広告はCPCが高騰していますし、自然検索はショッピングモールや大規模ECサイトが上位を占めがちです。
そんな中で安価に運用ができ、特定のキーワードに依らないGoogleショッピング広告は低い価格で運用がしやすくなっています。
費用対効果がどれだけ出るかはデータの設定や運用、それに獲得した新規ユーザーをどれだけリピート顧客に育てあげられるかにかかっています。

この記事のポイント
〇Googleショッピング広告はリスティング広告と同じ検索結果ページを中心に掲載されるが、特徴や設定で異なる点がいくつかある。
〇データフィード広告なのが大きな特徴。
データのアップをMerchant Centerでおこない、AdWords管理画面で配信設定をおこなっていく。
〇データをきちんと作り、間違いなく更新していくのがポイント。
効果を出すためには商品名の付け方、画像の選択なども大切。
〇入札は自動化にし、ECサイトに必要な業務やプロモーションに力を入れていくのが効率的。


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Topics: デジタルマーケティング

デジタルマーケティングの定義と進め方

Posted by デジマール執筆部 on 2018/05/08

大手コンサルティング企業、富士通総研が2016年9月に実施した調査によると、デジタルマーケティングに取り組んでいる企業の割合は35.3%ということでした。
それから2年近くが経とうとしています。
この割合は当然あがっていることでしょう。

(参考)デジタル化への認識とデジタルマーケティングの実態調査(株式会社富士通総研)
http://www.fujitsu.com/jp/Images/digitalmarketing2017.pdf

しかし実際の現場と接していると、「デジタルマーケティングに本当に取り組めているか」「目的を達成できているか」、疑問に思う面が多々あります。
この記事ではデジタルマーケティングをおこなうための定義をきちんと押さえ、円滑な取り組みと目標達成を目指すためのポイントを解説していきます。

1  デジタルマーケティングとは
1.1 Webマーケティングとの違い
1.2 定義
2  実態
2.1 取り組み方
2.2 問題点
3  目標と手法
3.1 追うべきもの
3.2 三つのメディア活用
4  もっとも大切なこと
5  まとめ

1  デジタルマーケティングとは

まずデジタルマーケティングについて、きちんと定義しておきましょう。

1.1 Webマーケティングとの違い

「デジタルマーケティングは、Webマーケティングと何が違うのか」
「Webマーケティングを言換えただけの、バズワードではないか」

こういった声がよく聞かれます。
Webマーケティングとは、「自社のWebサイトありき」の手法でした。
自社のコーポレートサイトやECサイトに集客をして、売上や見込み客を確保するというものです。
一方のデジタルマーケティングは、これよりもずっと広い意味を持ちます。

1.2 定義

インターネットの登場、企業がWebサイトをみな持つようになった時に、Webマーケティングという言葉が生まれました。
この時と同じような変革が、今は次々とおこっています。いくつか具体的に挙げてみましょう。

・スマートフォンの爆発的な普及。
・IoTの登場(モノのインターネット)。
・ソーシャルメディアの広がり。
・スマホアプリの一般化。
・無料、もしくは安価で使えるWebサービスの登場。
・ビックデータの活用。
・オンライン、オフライン間のデータ連携と相互送客。
・アドテクやMA、AIなど高度な自動化の実現。
etc。

Webサイトが登場した頃と同じような変化が、短いサイクルで起こっているのがわかります。
もう「Webサイトを作って、そこに集客をして成果を得る」というモデルだけだと、対応しきれないのです。

そのためWebマーケティングを包括する形で、デジタルマーケティングという言葉が生まれました。
デジタルマーケティングには、主に次の要素があります。

〇スマートフォンやIoTなどのデジタル機器、アドテクやマーケティングオートメーションなどデジタルテクノロジーを利用する。
〇データをもとに取り組んでいく。

時としてこのどちらか一方だけがデジタルマーケティングとされることがあります。ここではこの両方を合わせ、
「デジタル機器とテクノロジーを利用し、データを駆使したマーケティング活動」
をデジタルマーケティングと定義づけて進めていきます。

2  実態

前章でデジタルマーケティングの概念について整理しました。
ここでは、その実態を明らかにしていきましょう。

2.1 取り組み方

デジタルマーケティングの必要性、重要性は多くの場所でいわれています。
マーケティング、Webの担当者自身はもちろん、会社側からデジタルマーケティングにきちんと取り組むように指示される機会もあるでしょう。また営業などの現場から進められることもあります。
私も、営業部門が主体となっている現場をいくつか見てきました。具体的にはセールスフォース、名刺管理システムの導入といったもので、そこからMAに話が広がっていくケースも見られます。

もっと大きな視点だと、サービスや商品にサブスクリプションモデルを導入するケースもあります。クラウドファンディングやブロックチェーンといった仕組みが利用される場合もあります。

2.2 問題点

前項の後半で、サブスクリプションモデルなどの導入もされていると書きました。
しかし実際にはITサービスをおこなっている所が中心で、一般的な事業会社ではこうした取り組みはほとんどされていません。

またデジタルマーケティングの具体的な方法としては、「ソーシャルメディア」「コンテンツマーケティング」「インターネット広告」といったものが主です。
これらを戦略的に使えていればいいのですが、手法ありきで実施されているケースが目立ちます。
ソーシャルメディアに関しては「自社アカウントを持ち、トピックスがあれば義務的に更新している」といった具合です。
コンテンツマーケティングもSEOの手法と認識されていることが多く、ナーチャリングやコンバージョンに繋げたり、効果測定をしていくといった意識は希薄です。
インターネット広告もテレビに比べれば遥かに安価、紙媒体に比べたら成果がわかりやすいといったメリットは感じていても、そこで得たデータをもとにマーケティングに取り組むという意識はあまり感じられません。
目標に届かないから慌ててテレビCMを投入、売上は上がったがその場しのぎだったためデジタルとの関係性の検証、次に繋がるナレッジの蓄積もおこなわれないというケースもありました。

このようにデジタルマーケティングの実際の取り組みには、さまざまな問題点があります。

3  目標と手法

デジタルマーケティングの概念と実際の取り組みを整理したところで、いよいよこの記事のメインテーマに入っていきましょう。目標と手法を具体的に解説していきます。

3.1 追うべきもの

まずはデジタルマーケティングの目標について、明確にしていきましょう。
デジタルマーケティングは、より大きなマーケティングという枠組みの一つです。
ですからマーケティングの目標が、そのままデジタルマーケティングにもあてはまります。

〇売上数、金額
〇新規客の獲得
〇既存顧客の利用頻度、利用金額の増加
〇認知度アップ
etc

私自身はマーケティングを「利益を得る活動」と考えていますので、デジタルマーケティングの目標も売上数や金額で設定すべきと考えています。
ただし中にはそれにあてはまらない、たとえばアプリやカードの利用者を増やしてビックデータを得るというのが事業目標になっている企業もあるでしょう。
認知度の向上というのには賛同しがたい気持ちもありますが、短期的な目標設定までしかできないなど、ケースバイケースでしょう。

いずれにしても企業や事業内容に合わせて目標設定をおこなっていけばいいわけですが、中には「効果測定がうまくできないから、認知度が上がったという着地点にする」「KPI設定をしていなかったからブランディングの向上とする」という、非常に曖昧なものも目立ちます。
最終的なKGIを明確にし、そこにいたるまでのKPIを細かく設定したKPIツリーまでを作成したいものです。
取り組みを明確にするためには、データにもとづくシナリオ(カスタマージャーニーマップ)の作成もした方がいいでしょう。

なおKGI、KPIの検証はもちろん、そのためのペルソナやシナリオづくりは感覚でなくデータを活用しなければ意味がありません。
データは顧客のデモグラ属性はもちろん、デジタル以外のPOSデータや紙によるアンケート等もデータ化して活用していきます。
社員に対するインタビューもその場限りのものではなく、データとして蓄積して後につながる形にしていきましょう。
データを収集、蓄積する仕組みがなければ、DMPの導入も検討するといいでしょう。DMPの導入でMAや広告と連携して、デジタルマーケティングの幅が大きく広がります。

3.2 三つのメディアの活用

デジタルマーケティングには、さまざまな手法があります。
たとえばエンゲージメントの方法だけでもメール、LINE、リマーケティング広告などが挙げられます。
ここではマーケティングの基盤になる、三つのメディア活用について解説しましょう。これを理解することで、自社のWebサイトのみを基準にしていたWebマーケティングとの違いも理解しやすくなります。

〇オウンドメディア
自社が作成し、自由に利用できるプラットフォームです。
コーポレートサイト、サービス・商品サイト、ブランドサイト、ネイティブアプリ、ECサイト、情報サイトなどです。
〇ペイドメディア
有料の広告です。
リスティング、リマーケティング(リターゲティング)、ネイティブアドなどがあります。
〇アーンドメディア
ソーシャルメディア、ブログです。
評判や口コミサイトを指しますから、比較サイトやキュレーションメディアも入ります。

Webマーケティングの時代はオウンドメディア内の一部のサイトが中心でしたが、今はこの三つのメディアを複合的に活用する「トリプルメディア」への取組みが大切です。

4  もっとも大切なこと

デジタルマーケティングでもっとも大切なポイントを、最後に紹介します。
それは、「戦略を持つこと」です。
ここまでに紹介してきた目標に対して戦略を立てていくのが、マーケティングのスタートです。ですから先ほど紹介した目標が無ければ、重要な戦略も立てられません。
トリプルメディアも戦略ありきで生きるものです。
デジタルマーケティングだから三つのメディアを活用するというのは、本末転倒です。三つメディアの何が必要か、どこに力を注げばいいのか、最初のタッチポイントと最後のタッチポイントをどこにするかなどを、戦略にもとづき決めていきます。

またデジタルマーケティングだけの戦略、とするのは得策ではありません。
ここまで何度か触れてきたように、デジタルマーケティングはマーケティングの一部分です。
ですから全体の「マーケティング戦略」として取り組むのが、あるべき姿です。

デジタルマーケティングというと広告宣伝や販促、Webの部門が担うことが多く限定した範囲だけになりがちですが、実際に成果を出している企業は事業全体を巻き込んだ取り組みをしています。
たとえばある外食チェーンでは、商品開発と店舗の立地までをマーケティングと一体でおこなうことで、爆発的な売上を獲得するにいたりました。
マーケティングというと集客やメール配信などCRMの一部だけを担っていると誤解されがちですが、すべてを含んで売上、利益を追うことが大切なのです。
そのためには営業や商品企画、製造や店舗開発といった各部門と密接なコミュニケーションを取りながら進めることが必要になってきます。
デジタルマーケティングをフックにして、いかに全社的な取り組みにしていけるかもポイントになります。

5  まとめ

デジタルマーケティングは非常に大きな概念になりますが、実際の取り組みでは「顧客一人ひとりに合わせる」ことが大切になります。
その顧客がどういったものに関心を持っているか、どういった動きをしているかを掴んで、それに対する施策をうっていきます。

「おむつとを買うユーザーの多くが、ビールも買っている」という事例は、その代表的なものでしょう。
これは奥さんからおむつのおつかいを頼まれた男性の多くがビールも併せ買いをしていた、だからオムツとビールを並べて置いたところ店頭での売り上げがアップしたというアメリカの事例です。

ビックデータが活用されたからこそ成功したわけですが、膨大なデータが実はユーザー個々の動きを導き出すために利用されているというのがわかります。
最近のデジタルマーケティング界隈ではCX(カスタマー・エクスペリエンス)という言葉が目立ち始めていますが、これなどは多彩なユーザー個々に合わせることの重要性をよく表しています。
またここでは触れませんでしたが、デジタル上の施策だけでは本当は不十分で、テレビや新聞などの広告や紙のDM、自社の冊子等も含めたコンテンツ、店舗やコールセンターといったタッチポイントも含んだカスタマージャーニーマップなど、オフラインも一体化することが重要です。

日本ではまだ十分なマーケティング活動がおこなわれていない、というのはよく聞かれる言葉です。
デジタルマーケティングの機運が高まっている今、それに取り組む部門がハブとなって各所との連携を図りながら進めていくのが、成功に繋がるでしょう。

この記事のポイント
〇デジタルマーケティングとは、「デジタル機器とテクノロジーを活用し、データも駆使したマーケティング」活動。
マーケティングとは、最終的には売上や利益を生み出す仕組み。
〇まずは戦略をきちんと立てて、具体的な手法に落とし込んでいくのが大切。
〇顧客一人ひとりに合わせたマーケティングが重視され、CX(カスタマー・エクスペリエンス)という言葉も広がってきている。

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Topics: デジタルマーケティング